2010/2/7 朝鮮日報
『アバター』ブームの陰で
映画『アバター』が世界一の興行収入を記録したのには、韓国も一役買っている。『アバター』が公開7週間で稼いだ20億7500万ドル(約1850億円)のうち、71%は米国以外の国の観客が払ったものだ。中でもフランスが先週末まで1億3400万ドル(約120億円)とダントツの1位で、韓国も8846万ドル(約80億円)の7位に入っている。2位から6位には、中国・ドイツ・イギリス・ロシア・日本がいる。韓国は『アバター』ヒット国の中でも、先進国や人口大国と並んでいる。
= 韓国人一人が1.82ドル(約163円)を、『アバター』を見るために使った計算になる。フランス人の2.09ドル(約187円)と大差ない額だ。日本の0.72ドル(約64円)やブラジルの0.23ドル(約21)に比べると、かなり高額だ。
フランスと韓国の映画観客動員数はほぼ同じだ。フランスで1年間に映画館を訪れる観客は1億7700万人(2007年)。韓国は1億5800万人だ。しかし、これは映画館に実際に行った観客の数で、DVD・ビデオ・インターネット映画を含んだ「付加上映市場」まで入れると、数字はかなり変わってくる。
フランスの映画市場全体で、映画館上映市場が占める割合は40%に過ぎない。あとの60%はDVD などで映画を見るのだ。この点では韓国とは正反対だ。韓国では映画市場全体における映画館の売上高が78.4%にも達する。しかも、この割合はますます増えている。DVDやビデオを見ないで、違法なダウンロードが依然として盛んだからだ。韓国のように、ビデオレンタル店が急速に衰えている国はほかにない。
つまり、フランス人は普段、韓国人より映画をはるかに多く見ているということだ。これは、両国の全映画市場規模(フランス4兆1400億ウォン=約3163億円、韓国1兆5000億ウォン=約1146億円)の差にも現われている。韓国人は1年で映画鑑賞に一人3万1000ウォン(約2400円)を使うが、フランス人は2倍以上の6万4600ウォン(約4900円)を使っているのだ。
ところで、なぜ『アバター』に限っては、世界7位になるほど韓国人観客が見に行ったのだろうか。その答えは、韓国の文化にある。逆説的に言えば、韓国人は映画を見ないから『アバター』を見るのだ。普段は映画を見ないが、「大ヒット」した映画なら、「それなら見なくちゃ」という心理から映画館へ行き、一般上映館で見た人が3D映像で見たり、IMAX(アイマックス)でもう一度見たりする。このような仮説でも立てなければ、全人口の5分の1以上が1本の映画を見るという驚くべき「事態」を説明できない。韓国では、『アバター』ブームの陰で、観客動員数が100人ほどという興業成績で看板を降ろす独立系映画は一つや二つではではない。
わたしたちは映画だけでなく、芝居もあまり見ないし、コンサートにもそれほど行かない。博物館や美術展示会を訪れる回数も極めて少ない。そうしたあらゆる文化芸術を、テレビで消費する。テレビを見ただけなのに、文化芸術分野が理解できたと思いこんでいる人々もいる。テレビ番組『映画が好き』を見て映画が理解できたと思い、『TV人気歌謡』を見てから最近のK-POP事情を知り、『TVショー珍品名品』を見て文化財や古美術品を語る。博物館で、「この国宝の値段はいくら?」と聞く人がいるのも、こうした番組の影響かもしれない。『アバター』が韓国で観客動員数1000万人を突破したと聞き、閑散としているほかの映画館・劇場・コンサート会場・博物館・美術館のことを思い浮かべるのは仕方がないことだろう。
エンターテイメント部=韓賢祐(ハン・ヒョンウ)次長待遇
(上)http://www.chosunonline.com/news/20100207000010
(下)http://www.chosunonline.com/news/20100207000011
引用ここまで
特定の映画が評判になるというと、例のトランスフォーマーは07年の第1作が国内で750万人を動員して、洋画中で最高記録だったそうですね。しかし、その陰では、”閑散としているほかの映画館・劇場・コンサート会場・博物館・美術館のことを思い浮かべるのは仕方がないことだろう”・・・国家代表戦には観客が集まるけど、Kリーグは閑散としているサッカー事情に通ずるものがありますな。
そういえば06年から07年にかけて劇団四季が韓国で上演したミュージカル・ライオンキングは2億円以上の赤字を出して撤退していましたな。何しろ有料観客の割合が70%に満たなかったというんですから、商売にするのは難しいでしょう。
しかも上演の条件として全員を韓国人俳優でやらなければならず、その名残りか四季には未だに46人もの韓国人俳優が在籍しているそうですし。
四季は日本製ミュージカルだったから、という言い訳も出来るでしょうが、ニューヨーク・フィルだって四季より良い待遇を受けたわけじゃないですしね。
”韓国のように、ビデオレンタル店が急速に衰えている国はほかにない”・・・何しろ日本のテレビドラマを録画して韓国に送るというアルバイトで稼いでいた留学生もいたくらいです。
その日のうちに字幕を付けたドラマがネットに流れるそうですから、コンテンツ商売は成り立たないでしょう。ワーナーブラザーズだって諦めて撤収するくらいなんですから。
別に娯楽産業だけの問題ではありません。コンピューターソフトにしても、”
日本じゃ歌舞伎にしろ、江戸時代に淵源を持つ文化がかなりありますが、あれだって芝居の金主となった旦那衆や金を持って観に行く庶民がいなければなり立ちません。
浮世絵などは子供のオモチャで、現在ならば文化財クラスのものが小遣いで買えたんですから。
要するにカタチのないものにも金を払えや!と任天堂も言ってるわけですが・・・・・李朝と江戸時代を比べたって、そんな土壌はどこにもないし。
あと半万年は無理なようですな。

俺の脚を揉むな。オッパイは出ない!


by yachi0316
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