2012/2/14 朝鮮日報
ホイットニー・ヒューストンの死に思う
シャンソン歌手のエディット・ピアフは「1日に10分だけ幸せだ」と言った。それは「歌を歌う時」だった。ピアフは、プロボクサーだった恋人が自分に会いに来る途中、飛行機事故で亡くなると、悲痛な思いを込めた『愛の賛歌』を歌った。「青い空が落ち/大地が崩れても/何てことはないわ/あなたが私を愛しているなら」。ピアフは酒と麻薬に溺れ、精神発作や自殺未遂など平坦ではない人生を歩み、48歳で生涯を終えた。最後の歌は『水に流して』だった。「いいえ、私は何も/後悔していない/代償を払って、すっきり清算して全て忘れたわ」
日本の国民的歌手、美空ひばりは1989年、人生を整理するかのように『川の流れのように』を発表し、その半年後に永遠の眠りについた。「知らず知らず歩いてきた、細く長いこの道/でこぼこ道や、曲がりくねった道、地図さえないそれもまた人生」。美空ひばりはバスの転落事故、塩酸事件、公演会場の火災、母と弟の死などを相次いで経験する中、酒とたばこに頼り、入退院を繰り返した。「ああ、川の流れのように、とめどなく/空がたそがれに染まるだけ」
数日前にこの世を去ったホイットニー・ヒューストンは2010年、ソウル・オリンピック体操競技場の舞台に立った。まだ40代後半だというのに、声は枯れ、高音部分も聞きにくかった。それでも、黒いトレンチコート姿のヒューストンに熱狂する約1万人の韓国人ファンに、20曲以上を披露した。彼女は、最後の曲として「アイル・オールウェイズ・ラブ・ユー」を歌った。「甘くほろ苦かったその全ての思い出を私が全部持っていきます/さよなら、どうか泣かないで/私はあなたにとってもう必要な人ではないの」
ヒューストンは、米国ビバリーヒルズにあるホテルの部屋の浴槽で亡くなっているのを発見された。部屋からは、購入時に処方箋が必要な薬の瓶が幾つか発見された。ヒューストンは女性ゴスペル歌手の娘として誕生し、一時は聖歌隊でも活動していたが、歌手のボビー・ブラウンと結婚した後の道は平坦ではなかった。夫は家庭内暴力で逮捕され、ヒューストンは麻薬と酒に溺れた。今年の初めには、生活が苦しく100ドル(約7760円)ずつ借金をしているという報道もあった。
ピアフは「死は孤独より怖くない」と言い、ヒューストンは「私の人生の中で最も大きい悪魔は私自身だ」と言った。昨年は英国の歌手ワインハウスが、麻薬中毒のリハビリセンターを意味する「Rehab」という歌を歌った後、リハビリセンターには入らないと言い張るうちに薬物の過剰摂取が原因で亡くなった。たどってきた人生の道筋と悲劇的な歌詞が重なる歌手たちを見ていると、残念でならない。大衆芸術は時にその人の人生を奪うものなのだろうか。
キム・グァンイル論説委員
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/02/14/2012021400793.html
引用ここまで
私は別にヒューストンのファンではないんで彼女の死に際して特に感慨はないんですが。
しかしねえ”ピアフは酒と麻薬に溺れ、精神発作や自殺未遂など平坦ではない人生を歩み、48歳で生涯を終えた・・・美空ひばりはバスの転落事故、塩酸事件、公演会場の火災、母と弟の死などを相次いで経験する中、酒とたばこに頼り、入退院を繰り返した”・・・外国の大物に事大しなくたって君たちには格好の事例があるでしょ。
確かまだ生きていると思いましたが、日本で成功して20年以上に渡って稼がせて貰った挙句に”東京都内の自宅で覚せい剤取締法違反(所持)の現行犯で逮捕され、(07年)12月に裁判所から懲役1年6月、執行猶予3年を宣告され”・・・韓国に舞い戻った桂銀淑という例が。
”大衆芸術は時にその人の人生を奪うものなのだろうか”・・・いやいや、日本でも尾崎豊なんぞを英雄視したがる連中もいますが、持ちつけないカネと虚名で舞い上がってしまっただけで。
”ヒューストンは麻薬と酒に溺れた。今年の初めには、生活が苦しく100ドル(約7760円)ずつ借金をしているという報道もあった”・・・日本には方丈記やら徒然草やらの伝統がありますし、「清貧の思想」なんて本を書いた人もいましたな。ホリエモンとは別の価値観が伝統的に存在するんです。
隠居もそちらの系列です。もっとも”強いられて・・・・”という側面は否定出来ませんが。
そういえば昨日から最高額5億円の宝くじが売り出されていますが、もし隠居が当たったら・・・・麻薬には手は出さないでしょうが、ポルシェを買い、高級ウイスキーに溺れ・・・・こっちはどうかな?それほど酒の誘惑には弱い方じゃないし・・・・三日にあげずフーゾクに通い・・・とても清貧の生活は無理なようで。
まあ人間には生まれ持った器量というものがありますからね。公家さんの世界じゃ”位打ち”という言葉がありましたな。要するに分不相応な地位に就けることで相手を潰してしまおうというもので・・・・源頼朝もやられかけましたし、実朝は完全にやられてしまって・・・・
カネの方も同じですな。器量を超える大金を持ったって成金は成金で・・・・・なってみたいけど。
そして別にピアフもひばりもホイットニーもゲージツの毒にやられて死んだわけではありません。彼女らの教養品性が莫大なあぶく銭の重みに耐えられなかったんでしょう。藤山寛美なんかは狂気のように入ってきたカネを使いまくっていましたな。
私も一度でいいから耐えられないほどのあぶく銭を・・・・とにかくizaの関連記事に比べて朝鮮日報のコラムは無駄にもったいぶっていますなあ。
宝くじに当たったらシャム猫と取り換えるぞ。


by kuronekosann
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